2021年頃に流行した「お疲れサマンサ」。人気アニメ「呪術廻戦」で五条悟が使った事でも話題になりました。
しかし、どういった意味で元ネタは何なのか?いまいち分かりませんよね?
そこで今回は、お疲れサマンサの意味や元ネタについてご紹介します。
お疲れサマンサの意味は?
お疲れサマンサは、定番のあいさつ「お疲れ様」に西欧の人名「サマンサ」を引っ掛けた駄洒落です。
使い方としては、冗談で「お疲れ様」の代わりに相手を労う言葉として、使われる事が多いですね。
しかし親しい間柄でないと怒られたり、微妙な空気になってしまう事もあります。
使う時は注意して使いましょう。
2021年にはTik Tokで特によく使われています。
その他、インスタグラムでも「2021年上半期流行語大賞 第2位」に選ばれるほど使用されていました。
では、いつ生まれた言葉で誰が生み出したのでしょうか?
「お疲れサマンサ」の元ネタについても見ていきましょう。
お疲れサマンサの元ネタは?
お疲れサマンサの元ネタにはいくつか候補がありますが、1番はじめに使われ始めたのは1980年頃。
「のりピー語」と「奥様は魔女」が組み合わさって生まれた言葉だと言われています。
1980年頃、当時アイドルだった「酒井法子」さんは「のりピー」の愛称で大人気でした。
そして酒井法子さんが作った「のりピー語」も話題になり、多くの人々が使っていました。
のりピー語には、
- 「いただきます」+「マンモス」=「いただきマンモス」
- 「ごちそうさま」+「サマンサ」=「ごちそうサマンサ」
といった語尾に同じ音の単語を付け加えるのが特徴でした。
しかし、「お疲れサマンサ」は酒井法子さんも使っておらず、あくまでのりピー語を参考にして生まれた言葉のようです。
どうして「サマンサ」という言葉が使われたのかというと、1966年に日本でも放送開始されたアメリカのコメディードラマ「奥様は魔女」が理由です。
このドラマに登場する「奥様」の名前が「サマンサ」だったのです。
といったように本来の元ネタはかなり古く、死語になりつつあった言葉でした。
しかしドラマやアニメでも度々使われる事があり、最近では呪術廻戦で五条悟が使った事でより話題になったようです。
また、2009年にフジテレビで放送されていたドラマ「BOSS」では、劇中で竹野内豊さんが「お疲れサマンサタバサ」という言葉を使って話題になりました。
言われたら返し方ってあるの?
「お疲れサマンサ」に特に決められた返し方はありません。
最も無難なのは、同じ様に「お疲れサマンサ~」と返す事でしょう。
その他の返し方としては、2つ考えられます。
「タバサ」と返す
この場合、
・ブランドの「サマンサタバサ」からきていると思われる場合
・「奥様は魔女」のサマンサの娘「タバサ」からきていると思われる場合
の2種類があります。
反応で相手の世代がわかるかもしれませんね。
・「はいはい、お疲れ様」と返す
仲のいい人やあまりにもしつこい人には、冷たく流してしまうのもいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、お疲れサマンサの意味や元ネタについてご紹介しました。
その結果、
・お疲れサマンサは「お疲れ様」+「サマンサ」の駄洒落
・元ネタは、「のりピー語」と「奥様は魔女」
・返し方に決まったものはない
という事が分かりました。
最近よく耳にする言葉だったので、意外と歴史のある言葉だった事に驚いた方も多いのではないでしょうか?
ブームは再燃するともいわれますから、時がたってまた多くの人に新鮮さが感じられたのかもしれませんね。
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